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インドネシア バティック

インドネシア バティック(布・生地)

バティックとは、インドネシア、マレーシアなどアジア地域のろうけつ染めの布のことで、日本では「更紗(さらさ)」と呼ばれることもあります。

バリ島での一般的な使い方は、サロンと呼ばれる腰巻、頭巾、シャツなどにして身につけています。 ホテルやレストランでは壁に飾ったり、スパではベッドでシーツの代わりによく使われ、バリやアジアンな雰囲気作りに重宝します。

布を変えるだけでお部屋が温かみのある空気に変わる。それがアジアンファブリックの魅力です。 インテリアとしての使い方としては、イカットハンガーに掛けて壁に飾ったり、 「ベッドカバー」「ベッドライナー(ベッドスロー)」など、ベッドやソファーにさりげなく掛けたりするのもおしゃれです。

もちろんパレオとして腰に巻くなど、ファッションにとりいれることもできます。 さまざまなシーンで活躍するバティック。この1枚の布で温もりのあるアジアン空間を演出できます。

【バティックの種類(技法と価格)について

◆Batik Tulis(バティック トゥリス)(手描き)

「チャンティン」という道具に熱したロウを入れ、図柄を描いていきます。蝋(ロウ)が塗られた所は染まらないので、生地を染め液に付けて染めた後、蝋を熱湯で洗い落とし乾かします。これを繰り返して複雑な模様を作っていきます。デザインによっては蝋描きだけでも数カ月〜半年以上かかるものもあり、値段が高価になります。
模様がずれていたり、色がはみ出していたりしますが、それが味となって温かみを感じます。

長所:手書きならではの風合いやオリジナリティ豊富な作品になること


◆Batik Cap(バティック チャップ)(型押し)

チャップと言われる銅製のスタンプを使用して、蝋(ロウ)を布に移すことによって柄を作っていきます。スタンプの境目を綺麗に合わせて連続模様を施すのは、熟練の技が必要です。
染めを繰り返して色を重ねていく工程は「手描き」と同じですが、描くスピードが速いため、比較的安価な価格になります。
模様が繰り返すので、モダンでおしゃれなデザインが多いように思います。

長所:スタンプを使うため、複雑な模様をスピーディに一定の質で描ける


◆Batik Kombinasi(バティック コンビナシー)(コンビネーション)

「型押し」と「手描き」のコンビネーションで作られます。チャップ(スタンプ)で連続模様を施し、手描きでディテールを描き込んでいきます。両者の長所を合わせもつ、味がありつつ、比較的安価なバティックです。価格は両者の中間くらい。

長所:型を使うため、職人さんのレベルに影響されない一定の模様を描ける

◆Batik Printing(バティック プリンティング)(プリント)

蝋を用いず染料を直接ローラーなどで布に付着させる、いわゆるスクリーンプリントで、バティック調のモチーフをプリントしたもの。色彩豊かでバリエーションも多く、模様や色が鮮明です。バリでもお土産用として多く出回っています。 安価なのが魅力で、気軽にインテリアに取り入れることができます。

長所:蝋特有の匂いが少ない。色彩豊か。安価で取扱いが容易。


それぞれに良さがありますので、お好みで使い分けてくださいね。



【イカット ハンガー】

バリ島の隣のロンボク島で職人さんにより1本1本手作りで作られたイカットハンガー。
マホガニーやバンブーなどを使用し、竹に彫り刻まれたお花のデザインが抜群で、
タペストリーとして飾るのに重宝するアイテムです。
古びた感じがアンティーク風の高級感を演出し、ハンドメイド独特の味と雰囲気があります。

イカット用のハンガーですが、バティックを飾るときにもお使いください!

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